
さて、前回に引き続き、今回も面接のポイントについてのお話です。
面接官は、求職者のどこを見ているのか気になるというご相談を何人かの方にいただいたことがあります。
求職者の多い動物病院だと月に何十名もの方が面接に来られます。例えば、毎日1人の実習生が来たとして、その中で1名を選ぶとなると、3%の方しか合格できないことになります。そのため、印象に残らなければ合格することは難しくなってしまいます。
ただ、印象に残るために奇抜なことをしたり、突拍子もないことを発言したりするともしかしたら悪い印象を残してしまうかもしれません。
では、面接官にとって印象に残る面接とはどんな面接か?となりますが、その動物病院にが求めている点を、求職者がしっかりアピールできている面接です。例えば、ある動物病院の求める人材が「元気で誠実な性格」だとします。その場合、面接でみるポイントは挨拶や御礼、言葉遣い、声の大きさなど、実はとても当たり前の動作が大事になります。そのため、面接開始の挨拶ができていなければダメなケースもありますし、第1印象で決まってしまうことも少なくありません。実習や面接に行く場合はその病院の求める人材をしっかり把握してから臨むことで、しっかりアピールすることにもつながります。
一見、当たり前のようなことが面接合格につながることは少なくありません。採用ページやホームページなど確認してしっかり準備して面接や実習に臨みましょう。