
日本には、犬猫を合わせると約1,800万頭飼育されています。これは15歳未満の人口1,500万人よりも多い数です。
近年では犬は減少傾向、猫はほぼ横ばいという推移になっています。
新型コロナウイルス感染症の影響で新規飼育頭数は増えているといわれていますが、一時的なもので今後も減少傾向が続くと予測されます。
理由としては、人口の減少や高齢化社会があげられます。単純に人口が減少すれば、飼育頭数は減少しますし、高齢になると犬や猫を飼うことが大変になり、最後まで面倒をみれるかわからないため、飼わなくなってしまいます。
あるデータによれば、犬の飼育頭数は10年後には現在の60%まで減少するともいわれています。
この動物数の減少が動物病院にも影響することも、もちろん考えられます。現在、全国には約12000件の動物病院がありますが、ここまでの病院数はいらなくなるかもしれません。また、動物病院がグループ化していることにより、飼い主さんにとって何かしら魅力のある動物病院でないと選ばれないかもしれません。
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就職時や転職時に動物病院を選ぶ際、その動物病院の将来のイメージと自分の将来のイメージを重ねてみて、本当にマッチしているかどうかしっかり考えて決めなければならないかもしれません。
仕事は1日のうちのほとんどの時間を過ごすものです。1人1人考え方も違いますし、悔いのない選択をしていきたいですね。