
前回は製薬会社の例を紹介しましたが、今回は動物病院の比較をしてみます。
・動物病院の規模
動物病院の規模をみる基準としては、病院数と人数が一番分かりやすいかと思います。日本では、ほとんどの動物病院が院長1人と動物看護師数名で運営しています。逆に病院数の多い企業では約40~50の病院を持っていたり、獣医師の数が50名以上というグループもあったりします。
ただ人数が多くても、もしかしたら1病院あたりの人数はそこまで多くないかもしれません。例えば、20病院のグループで社員数100名、1病院で50名のスタッフがいる病院だと全く職場の雰囲気も変わってきますね。ぜひそのあたりを事前に調べ、どんな病院が自分に合っているかを検討してみて下さい。
・動物病院の強み
様々な動物病院グループが増えてきていますので、各企業の強みはしっかり調べた方が良いかもしれません。例えば、急成長している動物病院グループがあったとしたら、勢いがあり、一緒に成長していけるというメリットがあるかもしれません。一方で、様々な仕組みが出来上がっていないかもしれませんし、今後も成長し続けるのか不安な面も出てくる可能性もあります。
逆に、長く成長し続けている動物病院グループがあったとしたら、なぜ長く続いているのか?そのあたりの秘訣を調べてみても良いかもしれません。
・動物病院の目標
それぞれの動物病院に目標や理念があります。例えば、10年後にある地域の中核病院になるためにCTを導入してさらに医療設備を拡充する、とにかく目の前の1頭1頭をしっかり診察するなど、様々な目標や理念があると思います。ぜひそのあたりの目標や理念を調べてそこに共感できることも大事ですね。
全国には12000件以上の動物病院があるので、目標や理念などが似てくることもあるかと思います。そんな時は実習の時に聞いてみるのが大切ですね。その他にも採用パンフレットや就職説明会における様々な情報の活用も一案です。
やみくもに実習に行くよりも上記の点を一通り調べた上で実習に行くことでさらに有意義な時間を過ごせるかもしれません。