
就職する際に1件だけ行って就職先を決める人や10件以上行ってから就職先を決める人など様々なケースがあります。
何件に行くか正しい答えが出るのは就職してからになりますので答えはありませんが、今回は実習先の決め方や実習の際に見るポイントについてお話します。
あくまでも主観的な意見ですが、平均すると3~5件の実習に行く方が多いように思われます。かかりつけ医、グループ病院、2次診療施設などと、規模で分類して実習に行く方もいらっしゃいますし、かかりつけ医のみ、グループ病院のみなどど、はじめに規模を決めてから実習へ行く方もいらっしゃいます。
また、10件以上実習に行っているとよくわからなくなり、逆に就職先を決めることができなくなっている方も散見されるように思われます。
ここで1つ大事になることが、病院を見るポイントを決めてから実習にいくことです。ポイントを決めずに実習へ行ってしまうと、動物病院ごとの違いが分からなくなったり、実習中に何を見ればよいかわからなくなってしまいます。
雰囲気的なものでいえば、スタッフの仲の良さや飼い主さんへの接する態度、数字的なものでいえば、一日の診療件数や外科件数などがあてはまります。これらのように具体的に見る内容を決めて実習へ参加することで有意義な実習の時間を過ごすことができます。
また、就職してから誰が自分を教育するかも大事なポイントです。一番接することになるのは教育者ですし、その教育者とうまくいかなければ、辛い仕事の日々になってしまいます。
こちらも、ポイントの1つとして覚えておいた方がよいかもしれません。
このように実習へ参加する側がしっかりポイントを決めていくことで、受け入れる側もコミュニケーションをとりやすくなります。これから実習に行く方はポイントを明確にして実習に臨みましょう。